さよならピアノソナタ encore pieces

4巻以降の後日談の短編集。


【Sonate pour deux】
ナオと真冬が結婚に至るまでの話、メインですね。
いやぁとにかく真冬が可愛い。
ナオが鈍感を通り越した病気なのは相変わらずだけど……まぁ昔より多少はマシになったかな。
プロポーズシーンは何回読み直してもいいねー。
特別凝った演出とかあるわけじゃなく、ナオらしい普通のプロポーズがいいと思うw
ただ実際のところ指輪ってどっちにはめたの?
ヨーロッパでは右手で真冬は半分ハンガリー人だから……、って言う割に挿絵では左手にはめてるので。
まぁおそらく挿絵の方がミスったんでしょうね、普通左ですし。


【翼に名前がないなら】
真冬、ナオ脱退後のフェケテリコの話。
えーと先輩はともかく、千晶って百合属性あったっけ?
ナオのことが好きだったような気がするんだけど、今ではすっかり先輩LOVEっぽい。
そしてベースのサポート、橘花
この挿絵じゃベース特定できないですね、何使ってるのか気になるなぁ。
あー、キャラ的にはまぁ普通に好きです。
先輩、真冬、橘花、千晶、の4人で組めば最高だと思うんだ。


【ステレオフォニックの恋】
時間は遡って真冬が渡米した直後の話、ユーリメイン。
まだナオがフェケテリコにいた頃ですねー。
なんかもうユーリが散々で可哀想でした……。
まぁでも正直ユーリ×真冬はないと思うので仕方ない。
ただぜひユーリのギターもまた聴きたかった、というか読みたかったです。


【最後のインタビュー】
先輩の過去暴露話。
私みたいなニワカ薬剤師でもさすがにTS-1は覚えてた!w
話自体は感動話っぽくなってるけど、如何せん先輩に全く興味がないので……。
まぁリュウジはカッコよかったよ。


【だれも寝てはならぬ】
結婚報告を受けた後の哲朗。
最後の終わり方、いいなぁ。
ていうかこの作品の真の主人公は哲朗なんじゃないでしょうかw
ホントおいしいとこ持っていきますよねー。


というわけで、これで本当にこの作品は完結のようです。
ここまで来れば短編集第2弾とか期待してたんですが、あとがきで否定されちゃってますので。
真冬との新婚生活とか、また4人でバンドやったりとか、色々読みたかったですが。
続きは私の脳内で補完することにしますw
とにかくこの「さよならピアノソナタ」、素晴らしい作品でした!
音楽好きな人はとりあえず読めばいいと思います。
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