読書の時間よ、芝村くん!

読書の時間よ、芝村くん! (一迅社文庫 に 2-2)

読書の時間よ、芝村くん! (一迅社文庫 に 2-2)

作者買い
「二四○九階の彼女」「幻想症候群」の作者、西村悠
重くて暗い感情の渦巻く↑2作ですが、今回はガラッと印象変えてきましたね。
まぁ端的に言えば、本の世界に入って冒険しましょう、みたいな感じ。
実際の物語に沿って話が進行するという点では"文学少女"に通じるかも。
今回の題材になっているのが『地底旅行』『船乗りシンドバッドの二回目の航海』『中世騎士物語』
最後のアーサー王の話が半分以上なんですけどね。



ヒロインは2人。
十年前約束をしたとかいうベタな幼なじみ。
数万冊の本の内容を記憶している文学少女
あとこの作者の作品では恒例の動物キャラ、今作はカメ。
で、私的には文学少女、春奈派です。
ただどうも文学少女としてのキャラが弱い気がします。
シンドバッドの話は良かったんですが、
アーサー王なんていう私でも聞いたことある作品を読んでないって……。
どうも中途半端感が否めません。
これ遠子先輩だったら楽勝で解決しそう(笑)



次巻は『ロミオとジュリエット』なのかな?
題材次第では面白くなりそうな設定だと思うので今後に期待したいです。
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