ラノベ部 (2)
- 作者: 平坂読,よう太
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/01
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 62回
- この商品を含むブログ (81件) を見る
まず巻頭のカラー口絵がいきなりドクロちゃんですからね。
ついでに挿絵ではインクちゃんのコスプレした暦のイラストも。
そして同じ雑談&パロ小説の「生徒会の一存」と決定的に違うのは、
他社レーベルのパロディネタでも伏字が一切なしという。
ただやっぱりパロはラノベネタが中心。
なので他のラノベを全く読んだことなかったりする人にはツライかも。
「竹田くん、わたくしだけの作家になっていただけませんか?」
こういうセリフ、元ネタ知らないと普通に読み流しちゃいますからねー。
でも綾って小説はBLしか読まないんじゃなかったんでしょうか?w
あとラノベ部設立に至るまで、美咲と竹田の過去も明らかに。
ラノベ部員間での恋愛模様も微妙な関係ですね。
暦→文香―?→竹田―×→美咲←吉村
雪華はシスコンとか百合とかそういう域を超越してるので除外。
暦×文香の百合が最高です。
この2巻だけで暦が嫉妬するシーンが何回あったことか。
そんな暦のメタ論は面白かったです。
"メタ"の定義なんてほとんど知らずに適当に使っちゃいますからねー。
典型的なメタ小説と言えばとりあえず「ばけらの!」でしょうか。
ラノベじゃないけど、うみねこにもメタ視世界。
「ラノベ部」「生徒会の一存」はメタじゃないと思うなぁ。
うーん、こういう言葉の定義って難しいです……。
深く追求するとキリがないので、何となくフィーリングでいいですよね。
まぁ暇があったらもうちょっと考察してみたいところ。
そんなラノベ部2巻。
個人的に超お気に入り作品なので、興味がある人はぜひオススメ。
もう既に3巻が待ち遠しいです。
.