マテリアルゴースト(5) / 葵せきな


元はてぃんくるさんの絵に魅かれて買った作品。
内容とか全然知らずに読み始めてみて・・・まさかここまでハマルとは思いませんでした。
5巻、ついに完結です。


※以下ネタバレあるかも。








まずは5巻の新キャラ。
雨森沙里
生まれつき霊に好まれやすい体質。
そのため神無家で住み込みのお手伝いをしている。


水月鏡花
実体を伴った霊"マテリアルゴースト"であり、深螺のパートナー。
その正体は死んだ式見蛍の霊体が物質化したもの。
タナトスに気づかれないように容姿・言葉遣いを女性化している。


アリス・ヒュプノス
今回のタナトス騒動の核となる人物。
詳細は書くと長くなるので省略。
登場したばかりの深螺さんのような性格。




読み終わってしばらくは茫然となりました。
それほど私の中では本当に大きな物語でしたので・・・。
決してハッピーエンドではないですが、この結末はアリだと思います。
最終的に主人公とヒロインが死んで終わるケースって珍しいんじゃないですかねw
でも最後の蛍が消えるとこがヤバイですよ・・・。
全くロマンティックなシーンなんてありません。
ユウが消えてから付き合うことになった鈴音とは、玄関での「行ってきます」が最後の言葉。
それがあまりに自然すぎて逆に・・・。
きっと鈴音はこの日の夜泣くんだろうなぁとか思うと・・・切ないですね。
もちろん鈴音だけではなく先輩との最後の会話もグッときました。
授業中に読んでたので涙を堪えるのが大変でしたよw


でも、私が最も印象的だったのは、黒猫に姿を変えていた蛍がついに紗鳥に正体を現したシーン。
先輩後輩の関係が完全に吹っ切れた瞬間、あそこは良かったですね。




もっと書きたいことはありますが、文才がなくgdgdになってきたのでこのくらいで。
とにかくマテリアルゴースト超絶おすすめ!!です。
葵せきなさんの文章はこれまた独特で、ものすごく読みやすいですから。
ほら、シャナとかハルヒとかってやたらと難しいじゃないですか・・・。
これなら気軽に読めるし、絵も最高ですし、内容も素晴らしいし。
騙されたと思ってぜひ読んでみましょう。